『彼女のこんだて帖』(角田光代/講談社文庫)→オリジナルレシピ付き!「タイ風焼きそば」を再現![第63食(冊)目]【読食堂はらぺこみつけ】 #recipe
第63食(冊)目
『彼女のこんだて帖』(角田光代/講談社文庫)
[抜粋箇所]
「6回目のごはん 食卓旅行 タイ編 葉山ちかげのこんだて帖」(P61~)より
「タイ風焼きそば」
https://bookclub.kodansha.co.jp/product?item=0000205730
毎月一回、葉山ちかげは海外旅行をする。
ちかげの世界旅行は、
皿の上に限られている。
(P62)
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「おなかすいたなぁ」「おいしそうだなぁ」「つくってみたいなぁ」「読んでみたいなぁ」と思っていただけましたら、高評価プッシュやチャンネル登録などよろしくお願いします。
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[引用文]
(P63)
ちいさな店は客で混んでいたが、
ひとりぶんのテーブルが運よく空いていた。
そこに通されたちかげは、
シンハービールと牛肉のサラダ、
タイ風オムレツ、タイ風さつまあげ、トムヤンクンに
タイ風焼きそばのパッタイを注文した。
(P65)
ちかげはいつものごとく、目を閉じ、
人差し指をこめかみにあてる。
この仕草は受け売りだ。
ちかげの敬愛する向田邦子が、
エッセイで書いていたのだ。
レストランでおいしいものを食べたとき、
そうして味を覚え、
自宅に帰って再現するのだと。
(P65、66)
ずいぶんと手つきがいいので、
「それ終わったら、かんたんに炒めてくれる?
それからそこに出てるゴイティオ・センヤイ、
太麺を茹でてほしいの」
(P67)
高級ホテルもすばらしいけど、
貧乏旅行でも豊かな体験ができる。
こうして食卓でできる旅だってある。
幸せや満足のかたちは
人によって違うんだもの。
さて、来月はどこを旅しようかと、
みんなを満足げにながめまわして
ちかげは考える。
[実食談]
パッタイ! 大好物のパッタイを手作りできる喜び。ものすごくおいしくて、料理のレパートリーに加えたいけど、まあまあ大変だった(笑)。
[推薦言]
オリジナルレシピがついてる短編集。こういう本、好きです。全部おいしそうですよー!
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[読食堂はらぺこみつけとは?]
古書みつけの代表である伊勢がおくる、再現レシピクッキング&実食動画。
美味しそうな食描写のある小説や食随筆などを中心に、古今東西、さまざまな本で紹介されている料理に挑戦、完成したものをその場で食べてレポートします。
[企画趣意]
我が子や子どもたち、そのほかたくさんの人たちに読書を通じて人生を豊かにしてほしい、という気持ちが根底にあり、どうすれば「読書欲」を刺激できるかを考えたとき、「食と本」がベストなのではないかと考えました。また、伊勢が好きな本のジャンルのひとつが「食」をテーマとした小説や随筆だったりしまして、古書みつけ店内にも、「食」の本棚があったりします。そして、伊勢が動画関連のお仕事もしているため、ずっとやってみたかった、「本の料理の再現および実食」というコンテンツを、自ら読了し、調理し、撮影し、実食し、編集するスタイルでトライすることにいたしました。
[更新頻度]
週に2~3本の動画をYouTubeや、そのほか各種SNSで公開しています。
[月イチライブ配信]
月に一度、ライブ配信にて、調理と実食をしています。古書みつけの日替わり店主たちもチラホラと出演しています。
『まずはこれ食べて』(原田ひ香/双葉社)
『侠飯』(福澤徹三/文春文庫)
『魔法使いたちの料理帳』(オーレリア・ボーポミエ/原書房)
『好きになってしまいました。』(三浦しをん/大和書房)→「憧れの芋煮合コン」を再現!
『おいしそうだなぁ』(難波ふみ/古書みつけ)→「ナポリタンの日」を再現!
[大感謝配信]新年のご挨拶&新刊発売のお知らせ&登録者数3000人突破の御礼など
『Rのつく月には気をつけよう 賢者のグラス』(石持浅海/祥伝社)→「タコが入っていないたこ焼き」を再現!
『カフネ』(阿部暁子/講談社)→「いちごみるくでつくるポップコーン」再現!
[注意点]
伊勢は料理は好きですが、基本的には不器用なため、いろいろと間違った調理法をしていることがあるかもしれませんが、そのあたりは、優しくツッコミ入れていただきつつ、アドバイスをもらえたらうれしいです。
[大募集]
伊勢の読書量では限界もあるため、皆さんが知っている、これはと思える食描写のある小説や随筆を教えてもらえたら、さらに喜びます。ちなみに、基本的には、「活字から想像力を膨らませてつくりたい」ので、活字中心でのご提案だとありがたいです。
※とはいえ、ときどき、漫画や絵本、レシピ本などからの料理も登場します。
[夢]
このショートコンテンツにたくさんの視聴者がついてくれた暁には、古書みつけの2階を使って、再現料理会なども実施したいなと考えています。一緒に楽しめたらうれしいです!
[最後に古書みつけとは?]
東京の下町・柳橋(台東区/最寄り駅は浅草橋)に居を構える、小さな古書店兼出版社。本が好きな人や、本をつくる人たちが日替わりで店頭に立っています。営業日は不定期で、ホームページのカレンダーにて、いつオープンしているかをお知らせしています。出版社としては、「気がつけば○○」シリーズという、一般公募で選ばれたお仕事ノンフィクションを刊行中(全国書店やネット書店で購入可)。また、古書みつけ日替わり店主によるはらぺこ短編集「おなかすいたなぁ」「おいしそうだなぁ」は、店頭限定で販売しています。
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